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2010年09月 アーカイブ

睡眠の計測法

睡眠研究のむずかしさは、眠りをはかる尺度の信頼性が低いことです。


睡眠は非常に流動的な現象で、その状態は刻々と変化しています。


しかし、寝入ってから起き出すまでの間に、いくつかの定型的な経過をたどるのです。


これらの一連の変動はみかけからではあまりはっきりしませんが、眠りを脳波や筋電図など何らかの指標で測ってみると、驚くほど多彩な睡眠活動が検出できます。


健康な若い成人を例にとりましょう。


たいていの人は22時から2時の間に眠気が高まり、寝床に入ります。


いわば"睡眠圧"(sleep Pressure)が、休息期に向けて急速に高まっているかのようです。


夕刻ピークに達した体温は、この頃は次第に下りつつあります。


身体は何となくだるくなって、何かをしようとすると、努力しているという実感は強いですが、能率はあまり上がらないものです。


頭皮の上に皿状の小さな電極を貼りつけて、脳の表面から出る微弱な電圧を検出することができます。


これが脳波です。


動物実験では頭蓋骨に小さな孔を開けて、そこから細い針状の電極を挿入し、先端が脳の表面あるいは内部に達するようにして、脳波を検出しています。


脳の表面、つまり皮質から直接、脳波を導出する場合、特に皮質脳波(electrocorticogram、ECoG)
ということがあります。

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