睡眠という活動
睡眠計測には脳波が最も基本的な指標となります。
このほかにもいくつかの現象が同時にポリグラムとして記録されることが多いです。
これがいわゆるポリソムノグラムです。
たとえば、筋肉の緊張を計るためヒトでは願、動物では頸筋に電極を置き、筋電図(electromyogram、EMG)を記録します。
また、眼球の動きも重要な指標となるので、多くの場合目尻の近くに電極をつけて、眼電図(electrooculogram、EOG)を記録します。
このほか、体動、体温、呼吸、心拍、血圧、酸素飽和度、発汗なども必要に応じて記録されます。
変わったところでは、インポテンツをチェックする目的で、ファログラムと呼ばれる睡眠中のペニスの勃起の記録が利用されています。
脳波の変化を調べると、覚醒から入眠、浅い眠りから深い眠りへの移行の経過が克明にわかります。
覚醒中は小さな速い波(低振幅速波、β波)がその主成分です。
安静にして目を閉じると、10Hz前後のα波が連続して出現します。
修行を積んだ僧は座禅の際にもっと緩い大きな波である7Hz前後のθ波が出ることがあるといいます。
ふつうの人でも眠気をもよおすとθ波が出るのです。