夜驚症について
夜驚症では激しい恐怖感に一致して寝言が認められることがありますが、叫び声や悲鳴が多く、意味のある言葉が観察されることは少ないです。
3~12歳の男児に好発し、思春期までには一般に自然消失します。
中・高年の男性に多い閉塞性睡眠時無呼吸症候群においても、呼吸停止から再開する際に、あえぎ、うめき声、ぶつぶつ言うような声が観察されることがあります。
通常、感情表出はなく何を言っているのか聞き分けられないものが多いのです。
レム睡眠行動障害では抗争的な夢の内容に一致して激しい寝言、叫び声や異常行動を伴うことが多いですが、羽毛 ふとんでの寝言が単独でみられることもあります。
感情的色彩が強く、50~60歳以降の男性に多いのです。
・・・以上の疾患を鑑別するためには年齢、性に加え、本人あるいはベッドパートナーから感情的色彩の有無など寝言の特徴、悪夢や異常行動あるいは無呼吸を伴うのか・・・
また発熱や強度のストレスの有無などについて詳しい情報を得る必要があります。
生理的な寝言であれば一般に治療の必要はないですが、何らかの原因が存在すればそれらの基礎疾患の治療を行う必要があります。